どうする棚橋…ここから復活の道は?

棚橋弘至が一線を退くにはまだまだ早すぎる

新日本プロレスのまさに「冬の時代」を耐え抜き、自らエースを名乗り誰よりもプロレスのチカラ、新日本プロレスのチカラを信じた棚橋弘至。そして今、新日本プロレスは間違いな冬の時代を超え、この世の春を満喫しようとするさなか、その勢いと相反する方向へ沈んでいっているのが今の棚橋です。

【新日本】棚橋 “忖度”拒絶!自力でトップ戦線に返り咲く!
※東スポwebより

「ここから巻き返す」この言葉は昨年の棚橋からもよく聞かれたましたが、一向に上向きませんし、むしろ底なしで沈んでいってる印象です。うーん、新日本プロレスは棚橋をどうしたいんでしょうか?最近仮面ライダーなども含め一般のメディアへの露出は明らかに増えていますが、もはやタナを「そっち」の方向に進ませようとしてるんでしょうか?真壁なんかはスイーツ真壁としての知名度も高まり、一般認知度はかなり上がってますよね。そしてなんとNHKの大河ドラマ出演!うーん・・・巡業に出ないで大河ドラマに出る・・・もう比重はプロレスラーではないですね。もちろん批判ではなく、動けなくなるまで、走れなくなるまで長くリングに居続けるよりそうやってセカンドライフの道を見つけていくのはプロレスラーとしては最善の道だと思います。

ただ・・・このブログで何度も書いているとおり、棚橋が一線を退くには早すぎる。新日本プロレスには、新日本プロレスのリングにはまだ棚橋弘至の光が必要だと思うんです。とはいえ、タナも今年で41歳。しっかり闘えるプロレスラー人生としてはそんなに先は長くはないですね。なのでこの状態(戦績どん底&ズンドコお笑いレスラー)から最速で抜け出し、またトップ戦線に戻るシナリオを考えてみたいと思います。

どうしてこうなった!?棚橋弘至

そもそもタナの沈みっぷりはどこから始まっているんでしょうか?

■2015年G1クライマックス
大死闘!! 棚橋が“中邑を下し、2度目の『G1』優勝!!試合後には、“宿命のライバル同士”が歴史的握手!!※新日本プロレス公式より

このあたりは完全にトップ戦線に健在です。そして2015年の後半は1.4でのIWGP挑戦権利書を持って躍動中。

■2016年1.4東京ドーム
オカダが棚橋と壮絶マッチの末、レインメーカーで劇的勝利!※新日本プロレス公式より

6年連続東京ドームのメイン。しかしこの時、これまで東京ドームで勝てなかったオカダがついに棚橋をくだしベルトを死守しました。

ここからですね。
ここから2016年の棚橋は大事な試合をことごとく落としています。

棚橋弘至2016.1.4からの軌跡

2月 IWGPインターコンチ王者決定戦 VS ケニー・オメガ ※敗戦
3月 NEW JAPAN CUP 2016 1回戦 VS バッドラック・ファレ ※1回戦敗退
4月 NEVER6人タッグ VS ケニー&ヤングバックス ※勝利(エルガン&棚橋&ヨシタツ)
5月 NEVER6人タッグ リマッチ で敗戦
6月 怪我で欠場
8月 G1で復帰も最終戦VSオカダ戦切れ引き分けでAブロック同率2位で終了
11月 SANADAにノンタイトルで勝利し、内藤哲也に1.4での挑戦表明
2017年
1.4 内藤さんに敗戦。棚橋は終わった・・・。
3.1 NEW JAPAN CUP 2016 1回戦 VS EVIL ※毒霧からのEVILでまさかの敗戦。

1.4でオカダに敗れ、ライバルである真輔が去るにあたりその代名詞であるインターコンチを持つ気満々だったがケニーに敗け。2か月で団体の2大ベルト挑戦も2連敗。その後NJCPで1回戦負け(そりゃそうだ。万が一優勝したらどのベルトに挑戦するのか?)NEVER6人タッグとかは正直どうでもよいので・・・割愛しながら・・・欠場を挟みG1はあと一歩で決勝に出れず。このあたりで翌年の1.4にどうやって出場するか?に意識が行き、その道筋に乗るが内藤さん、EVILとL・I・Jに2連敗。←いまここ

う~ん・・・勝ったり負けたりがプロレスラーだと思いますが、この流れを見ると怪我があったにせよ「負けすぎ」ですね。結局タナが負けて沈んだ分、誰かが勝って上がってるわけですが、それが、内藤さんであり、ケニー・オメガでしょうね。まさに2016年のこのふたりは大ブレイクの年。真輔退団、棚橋が沈んだその2枠に内藤さんとケニーがすぽっと収まった・・・ということなんでしょう。

昨年からの流れのなかでも、やはり1.4に内藤さんに敗れたシーンはなかなか強烈な印象を残しました。


これは・・・なかなか見たことのない衝撃的な光景でした。

さて、どうする棚橋弘至

最速で最前線に戻るには・・・と書きましたが、正直、最前線から後退して(弾き飛ばされて)戻った(戻れた)ケースって果たしてあるのか・・・ちょっと疑問ではありますが・・・それでも踏ん張ってもらいたいところです。

根強く言われているヒールターン

L・I・Jのパレハや鈴木軍の時限爆弾など。棚橋ヒールターン説は昨年の不調時からずっと言われ続けています。もはや棚橋ヒールターンは待望論と言えるかもしれません。確かにたまに試合で見せるヒール的な攻撃を繰り出すキラー棚橋の面も持っています。わたしも以前からヒールの棚橋は見てみたいと思っていました。

が!

おそらくはもうヒールターンはないかなと思います。何故なら・・・もちろん確固たる理由なんてないんですが、結局のところ棚橋は生粋のベビーだと思うんです。観客に、ファンにリングの上から愛を叫んできた棚橋がファンをなじったりアジテーション出来るのか?もちろんそういうレスラーがヒールターンするからこそそのインパクトは大きく、効果も絶大だと思うんですが…棚橋のヒール像みたいなものがイマイチ想像できないんですよね。最近のヒールは無口を貫くか、めちゃくちゃおしゃべり上手かのどちらかですよね。う~ん・・・どちらも想像できない。もはや棚橋の存在はかつての猪木、藤波、馬場、鶴田くらいのレイヤーになってるんではないでしょうか?猪木や藤波がどれだけ負けは込んで落ちてもヒールターンしないようにもう棚橋もそういうベビーとかヒールを論じる存在を超越しちゃってるのかもしれません。
どこかのユニットに入って誰かの下につくのもなんだかしっくりこないし、とはいえ新ユニット作るのも・・・そもそも現在の新日本プロレスにはヒール過多です。
ということで、「ヒールターンなし」の方向で棚橋浮上策を考えます。

一度新日本プロレスを離れてみては?

これ、提案したいのは、柴田のように退団ではなく、内藤さんのようにメキシコの風を浴びてたらはっちゃけたパターンです。結局会社が棚橋どうしようとしてるか?にもよるんですが、現在の棚橋は一般メディアへの露出が多く、それが新日本プロレスのアピールやプロモーションになっているのであれば、その仕事は抜けられないのでちょっとこのプランは無理になりますが…

棚橋ってこれまでいわゆる海外遠征の経験ってありましたかね?あまりその印象がないのですが、海外での評価も高い棚橋であれば新人の武者修行ではなく「3か月から半年くらいかけて円熟の海外遠征」ができるのではないでしょうか?その海外転戦をきっかけに何かを掴んで凱旋帰国。

要は、おそらく今の新日本プロレスのなかにそのままいても「今回こそ復活のきっかけに」という根拠のない闘いを繰り返し、結局ダメで(今回のNJCPのパターン)その後テーマのない6人タッグ要員、お笑い要員に成り下がるだけ。復活するという言葉に期待できるほどの根拠を持たせる必要があると思います。であれば、ちょっと古典的ですが、古くは橋本真也がトニー・ホームにリベンジするため中国で修業して水面蹴りを習得したように(ちょっと違うケースか)これまで負けてきた相手、踏み台にされてきた相手に再び闘って勝つ、そして勝ち続けるにはこれくらいの「理由」がないと整合性がとれないです。

海外遠征に出ることで一度衆人環視の目から逃れ、技なのか、パートナーなのか、何かを得て、その得た武器により、これまでの辛酸を舐めさせられた相手に片っ端からリベンジしていく。一応その到達点はIWGPインターコンチのベルト奪取でしょうね。その時点で内藤さんが持っていればなお良し。内藤さんと再度対峙する際は大いにいじっていただきましょう。

ということで、ここまで長文になったのに具体策はなく申し訳ないですが、本気で浮上する気、浮上させる気があるなら、ひとまず棚橋は新日本を離れたほうがよいかと思います。

浮上する気が、浮上させる気がないのであれば本人から「最前線に戻る」とか言わせないほうがよいし、復活を期したNJCPトーナメントの1回戦で「海外遠征帰りの2,3年前までヤングライオンだった相手」に棚橋を転がすようなマネは、取り戻せない傷を付けることになるのでやめたほうがよいですね。

ま、復活させる気があれば、という前提でお話ししました。中邑があれだけ最前線でやってる以上、棚橋だってまだまだ退くには早すぎる。芸能、テレビのお仕事はもう少し後にして、まだプロレスに集中してほしいなという願いを込めて。